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臓腑の肩代わりである不調とその対処法

すべての不調を臓腑の肩代わりとしたとき、その対処法は2つに分かれます。1つは各器官の不調に対する「対処療法」、
そして、もう1つは親会社である臓腑を立て直す「根本療法」です。現代医療のスタイルは対処療法にウエイトが置かれているといっていいでしょう。もちろん心臓バイパス手術などの根本療法も含まれていますが、この対処療法と根本療法
には大きく隔たりがあり”間”がない印象があります。
中医学では、経絡・ツボ・生薬・運動などを用いて、臓腑を直接刺激する方法が多数あります。舌・脈・喜び・顔面・小腸などに不調が見られる場合は、心(臓)に効果のある経絡・ツボ・生薬・運動などを用いていきます。


予防医学に応用

不調は臓腑からの肩代わりでありメッセージとして現れてきます。そこには「このままいくと取り返しのつかない病氣になっちゃうよ」と書かれています。日常に支障はないからと小さな不調でも放置したままになり、徐々にひどくなっていき、大きな病氣が発覚するということになります。まだ大きな病氣ではない状態(未病といいます)で、正しく対応することで大きな病氣は防ぐことができます。「たかが肩こり」「たかが冷え性」とタカをくくっていないで、完治、完治はしなくても改善させる、あるいは、せめて現状維持をしておくことが、どれほど重要なことかは、実際に大きな病氣になった人に聞いてみると明確に分かります。


同じ不調が複数の色の体質に出てくる理由

不調・病名・症状は、現在の日本では一般的に西洋医学の言葉を使っています。東洋医学では、同じ不調・病名・症状であっても、原因となる臓腑が違うことがあります。このことを「同病異治(同じ病氣であっても治療法は違うの意)」と言います。例えば、頭痛はガンガン痛い偏頭痛のような状態は青色体質である肝胆系、重いだるいような頭痛は黄色体質である脾胃系を治療します。このような背景から、「その頭痛は肝胆系からきているので青色体質ですね」
という表現を使います。

次回は色と臓腑と不調の関連、体質チェックです。

by sugawara-sekkotsu | 2018-09-24 15:33

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